エキシビション部門

アーティスト名

SIDE CORE(STANG、security blanket<ame+fumijoe>、KINJO)

SIDE CORE(STANG、security blanket<ame+fumijoe>、KINJO)

Okinawa North-End Pop Uppers

SIDE COREはアーティストSTANG・security blanket(ame+fumijoe)・KINJO3組の新作を発表します。それぞれストリートカルチャーのシーンで活躍するアーティスト達で、この居抜きの店舗跡地でPOP UP SHOP=「期間限定の店舗」を作り、その中でアート作品を展示しています。ストリートカルチャーとはアメリカの若者文化であり、世界中でその土地の文化と混ざり合いながら独特の発展を遂げています。あまり知られていませんが、沖縄は米軍基地がある歴史的経緯から日本で最もストリートカルチャーシーンが盛んな場所の一つです。今回この展示では、ストリートアート 、ZINE、TATTOO、スケートボードなどを題材としながら、「文化を通して、人や街の風景が繋がっていくこと」をテーマとしています。具体例とし、STANGは日本中のアーティスト達からZINE(手作りのアートブック)を集め、日本各地の路上で販売/交換会を開催します(沖縄のアーティスト達も多数参加予定)。またsecurity blanketはTATOOのアーティストユニットですが、彼/彼女は世界各地を旅しながら、様々な人々に彫ったTATOOの図案(フラッシュ)を展示しています。またKINJOはスケーターで、今回沖縄の国道58号線をスケートボードで北上し、沖縄にある自身のルーツを題材にしたスケートビデオを発表します。展示が終わればPOP UP SHOPは閉じてしまいますが、彼等が作りだしたストリートカルチャーのリンク/繋がりは、やんばるの風景を異なる場所の風景と繋げ続けます。
Coordination:KUBO Hayato(Quantum Leaps Complex Office)

展示会場

辺士名商店街

SIDE CORE

PROFILE

SIDE CORE
2012年発足、メンバーは高須咲恵、松下徹、西広太志。
公共空間における表現の拡張をテーマに、路上から美術館まで様々な場所で作品制作や展覧会を開催している。
また壁画プロジェクトや共同スタジオの運営など、その活動は多岐に渡り、ストリートカルチャーと現代美術の橋渡しをする活動で知られている。主な企画に「生きている東京」ワタリウム美術館(2020)、「大京都芸術祭」京丹後市(2020)、「Reborn-Art Festival」石巻市(2019)など。

STANG

PROFILE

大阪をベースに活動するアーティスト。グラフィティ文化を足がかりに、ストリートで多様なプロジェクトを展開。軽トラに屋台を乗せ、日本中を巡回しながらZINEの交換会を開くプロジェクト「ZINE SWAP MEET CAMP」他、自身が運営するアートスペース「VOYAGE KIDS」では世界各国のストリートのアーティスト達の展覧会を企画している。

security blanket(ame+fumijoe)

PROFILE

夫婦のTATTOOアーティストユニット。過去にはタイやチェコ、そして現在は大阪を拠点に活動。世界中のTATTOOのコンベンションに参加しながら旅をし、その土地土地で出会った様々な文化に影響を受けながら新しい表現を開拓。2人の作風は色鮮やかで、物語性に富む表現が特徴。

KINJO

PROFILE

東京をベースに活動するアーティスト/スケーター。沖縄にルーツを持ち、日本に影響するアメリカ文化を題材に絵画やパフォーマンスを発表。KINJOの絵画はアメリカ文化にまつわる記号を描く/消すを繰り返し抽象絵画を描く。それはKINJOにとっての自画像のようなものであり、自身のルーツを掘り下げていく行為でもある。

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