エキシビション部門
アーティスト名
カゼモニワ多田弘×濱元朝和
Kazemoniwa Hiroshi Tada×Tomokazu Hamamoto
アグーの森 Agu Forest
沖縄の樹々の風景は何百万年という歳月をかけて出来上がりました。
しかし、戦争や戦後の近代化、リゾート化などによって外来種の樹が増え、
元々あった沖縄らしい風景は減ってしまっています。
今回の作品は「未来を作る子どもたち」に沖縄の幼樹を植えてもらい、
自分たちの手で沖縄の風景を作り、代々見守っていくというものです。
かつて絶滅しかけたアグーが復活したように、40年後にはこのアグー像の上に
アコウの大木が鎮座していることでしょう。
展示会場
名護市民会館前アグー像
カゼモニワ多田弘
PROFILE
植物空間演出家、ガーデンデザイナー。
2016年 瀬戸内国際芸術祭空間演出 六本木ヒルズ空間演出。
2017年『沖縄全土の風景を100年かけて沖縄在来の樹々があふれる島へえていくプロジェクト』を立ち上げる。世界文化遺産・斎場御嶽周辺の森再生植栽デザイン、2018年 平成30年度地域振興研究助成事業(琉球大学との共同研究)「沖縄盆栽プロジェクト」など。
濱元朝和
PROFILE
彫刻家、金継作家。これまでに史跡「受水入水」や「ワカリジー」のほか、首里城書院「鎖之間庭園」など、主に沖縄県内の石造文化財の復元・修復・整備に携わる。
金工作家の濱元香織との夫婦ユニット「アトリエひと匙」では、ファインアートと工芸との境界を行き来する「装うアート」作品を展開。2015年から、琉球王国文化遺産再興事業の石彫部門の制作を担当。2018年「玉陵石獅子」復元。